万年ダイエッターから「食改善3ヶ月でダイエット卒業した」 いく と申します。
透析看護師として、患者さんに食事指導などもしています。
ダイエットと脂肪肝に関係があるのご存知ですか?
脂肪肝は、2種類にあります。
- アルコール性
- 非アルコール性
アルコールをあまり飲まない人でも、カロリーとりすぎなどの食生活が長いと、脂肪肝になる可能性があります。

お酒は苦手。
趣味 ダイエット
特技 リバウンド
すご〜く太っているわけじゃないから脂肪肝なんて関係ないわ。
実は、脂肪肝の女性のうち54%が痩せ型だったというデーターがあります。
食事制限ダイエットとリバウンドをくり返して、脂肪肝になる人が続出しているそうです。

ダイエットがんばってるのに
脂肪肝になるの??
ムリなダイエットは、キケンをともなう可能性があること忘れないでくだいね。
脂肪肝にならないダイエット方法のポイント
- ゆっくりヤセる
- 肝臓を冷やさない、あたためる
- 肝臓の負担をへらす
- 肝臓機能をあげる食べものを食べる
ここでは脂肪肝にならないための「肝臓にやさしいダイエット法」と「肝臓がよろこぶカンタン飲み物レシピ」がわかります!
脂肪肝はフォアグラ!?
脂肪肝とは「肝臓に中性脂肪がたまり、肝臓が白く大きくなる状態」

いわゆるフォアグラ状態!!
- アルコール性
- 非アルコール性
脂肪肝は、2種類あります。
そのうちの1つ非アルコール性脂肪肝は、飲酒しない人でも「糖質とりすぎ」や「カロリーオーバー」などの食生活がつづいて、脂肪肝になってしまいます。
ところが、飢餓状態でも「脂肪肝」になりやすいことが、わかっています。
非アルコール性脂肪肝は、将来、肝硬変や肝臓ガンになる確率が20~30%あります。
脂肪肝とダイエットの関係
急激なダイエットをすると
脂肪細胞や筋肉から血中に「遊離脂肪酸」や「中性脂肪」や「アミノ酸」が放出されます。
これが長期間つづくと・・
- 筋肉の減少
- 代謝の低下
- カラダの消費するエネルギー量低下
- 血中脂質の増加→肝臓に脂質をためる

つまり、急激なダイエットは
「省エネなカラダ」をつくっているってこと。
脂肪がたまりやすくなった状態で「きびしいカロリー制限 」とその「反動で食べすぎ」 あるいは、ダイエット前の食事にもどすだけで、脂肪肝になる可能性があるんです!
- 1日に800kcalなどの過度なカロリー制限
- 年単位の長期間の糖質制限
- 独自で間違えた方法のファスティング
- ケトジェニックダイエットのしすぎでコレステロール値が上がっている

ファスティングや
ケトジェニックダイエットは
専門家にたよってね!
脂肪肝の症状
脂肪肝は無症状で経過していきます。
ダイエットとリバウンドをくり返してきてしまった人は、自分が脂肪肝ではないか 気になりますよね!

肝臓の機能が低下している?
簡単チェック!
- □ やせにくくなった
- □ 疲れやすい
- □ だるい
- □ むくみがひどい
- □ おなかが張る
- □ 時どき、暴飲暴食をしてしまう
すべて当てはまったら、肝機能低下しているかも!?
脂肪肝が心配な人は「血液検査」あるいは「腹部超音波検査」でカンタンに発見できるので、病院に受診することをオススメします。
肝臓の基礎代謝の占める割合
基礎代謝の44%が内臓で そのうち27%が「肝臓」です。
ちなみに「筋肉」は18%です。
肝臓機能が低下すると「基礎代謝」が低下してヤセにくくなります。
肝臓のはたらきを、さまたげる「脂肪肝」
肝臓のはたらきには「毒素の無毒化」「栄養素の合成」があります。
肝臓機能がおちるとカラダの中の「老廃物」や「脂肪」をうまく代謝できなくなります。
栄養素がカラダの中で、利用できにい状態になってしまいます。

余分なものが たまる。
栄養が使われにくい。
代謝がおちる。
すると、太りやすくなる。
肝臓はダイエットのためにも、とても重要な臓器なのです。
あやまったダイエットは脂肪肝・肝臓機能低下をおこす可能性があり、さらに代謝が低下・・。
ヤセるどころか、食べていないのに ヤセないカラダを作ってしまうことになってしまいます・・
脂肪肝を予防して肝臓にやさしいダイエット方法

ゆっくりヤセる
1ヶ月で 0.5〜2kg減が理想的。
体重 × 1〜3% が目安です。
体重50kgの方なら 月に 500g〜1.5kgまで。
食事制限で、代謝の低下を感じている方は「栄養のある食事を食べること」でしか取りもどせないです!
代謝の回復には時間がかかってしまいますが、栄養のあるものを食べながら、少しずつ代謝を回復をさせていきましょう!

まずは、代謝の回復。
代謝UPさせて、ヤセ体質にしていくことを目指す。
「バランスのよい栄養のある食事」は、肝臓に優しく、代謝UP、そしてダイエットすることもできます。
バランスのよい食事とは、カンタンにイメージできる「定食」のカタチです。
ごはん、みそ汁、肉または魚、野菜、煮物 など 思い出してみてください。
肝臓を冷やさない、温める
- 冷たい飲みもの・アイス・かき氷は、ひかえる
- 湯船につかって、カラダを温める
- 腹まきをして、おなかを温める
そうすると、肝臓が喜びます!
あなたの肝臓を温めて、いたわってあげましょう。

あったかいと、肝臓もはたらきやすくなる。
肝臓の負担を減らす

肝臓の負担を減らすには
「解毒作業」を減らす
「休ませる」ことが大事!
- 暴飲暴食しない
- 糖質、脂質を とりすぎない
- 食品添加物は とりすぎない
- 農薬が気になる野菜などは よく洗う、皮をむく
- 睡眠不足に ならないようにする
- 夜ふかしを しない
- ストレスを かかえすぎない
肝臓の機能をあげる食べものを食べる
肝臓にたまった悪いものをデトックスし、はたらきを助けてくれる食べものがあります。
- ブロッコリー
- ほうれん草
- 人参
- 大根
- わさび
- 生姜
- 大豆
- キャベ ツ
- りんご
- レモン
- 海藻
- 発酵食品 など
これらを毎日の食事にとり入れてみてくださいね!

肝臓にもいいし
食べながらダイエットできるよ!
肝臓機能を補助する栄養素
肝臓機能をさらに助けてくれる「栄養素」は、ふつうのスーパーでも買える食材にふくまれています!
- 亜鉛(牡蠣、レバー、肉、たまご、ごま、海藻、納豆、ブロッコリーなど)
- リコピン(トマト)
- タウリン(牡蠣、あさり、しじみ)
- オルニチン(しじみ、きのこ)
- ウコン = ターメリック(カレーの黄色のスパイス)

あなたの肝臓をいたわるために
コツコツ意識して食べてね!
肝臓がよろこぶ「ターメリックラテ」のレシピ
この投稿をInstagramで見る
まとめ
- ゆっくりヤセる:1ヶ月で0.5〜2kg減 体重×1〜3%が目安
- 肝臓を冷やさない、温める
- 肝臓の負担を減らす:「暴飲暴食しない」「糖質、脂質、食品添加物はとりすぎない」「農薬が気になる野菜などはよく洗う、皮をむく」「睡眠不足にならないようにする」
- ストレスを かかえすぎない
- 肝臓の機能をあげる食物を食べる:野菜 海藻 きのこ たんぱく質 発酵食品
- 肝臓機能を補助する栄養素:ウコン 亜鉛 リコピン タウリン オルニチン
ただ ヤセただけでは、理想の未来を思い描けないかもしれませんね。

やっぱり健康じゃなくっちゃね!
ゆっくり、あせらず、「ムリのない食改善ダイエット」は、ダイエットに、ふりまわされない人生の可能性が格段に広がります。