
ダイエットのために、たんぱく質(プロテイン)が大事。
って、よく聞くけど
なんで?
たんぱく質が不足すると代謝が落ちたり、食欲が増す傾向が。
たんぱく質は、血糖値との関係で見ると、太りにくいとされています。
しっかり「たんぱく質」を食べていれば、食欲がおさえられるという、研究報告もあります。

「たんぱく質」は、
ダイエットのために食べた方がいいのね!
たんぱく質と血糖値の関係
血糖値があがりすぎると太る
食べ物から吸収された「糖」は血管内にゴロゴロと転がっている状態。
この量が多いと血管をキズつけるキケンな状態。
膵臓からホルモンの「インスリン」がたくさん出して、血糖値を急いで下げます。
カラダの中にとりこまれた血糖は、グリコーゲンとして「筋肉」と「肝臓」にたくわえられます。
その一部は、エネルギーとして使われますが、「筋肉」や「肝臓」にたくわえるのも、限度があります。
たくわえきれなかったものは、「脂肪細胞」にたくわえます。

あまった「糖」が多ければ、多いほど
脂肪細胞が大きくなって・・・
太るってことだよね!!!
たんぱく質が急激に血糖値をあげない理由
1 食べた「タンパク質」のうち50%が、糖新生によって「血糖」に変わります。
「糖新生」があることで、おなかがすいている時、体内の脂肪を燃焼させる「脂肪代謝モード」へ切り替わっていきます。
糖新生と脂肪燃焼について詳しく知りたい場合は【糖新生を利用して脂肪燃焼】筋肉分解を防いでヤセるコツと完全糖質制限のキケンなわけを読んでくださいね!
2 血糖値のピークは、3時間後です。
たんぱく質の血糖値のピークは、糖質のピークが終わってからなので、重ならなくてすみます。
3 消化がゆるやかのため、あがるカーブもゆるやか
脂肪を合成するラインまで「血糖値」があがりにくい。

たんぱく質は、血糖値を急に上げたり下げたりしない!
血糖値の視点からみると、太りにくいといえる!
プロテインレバレッジ仮説
プロテインレバレッジとは
2005年にオックスフォード大学のスティーブン・J・シンプソン博士が発表した理論のことです。
「たんぱく質が満たされるまで、人の食欲は満たされない」
逆をいえば、たんぱく質をしっかり食べていれば、食欲はおさえられると言うことです。
たんぱく質がダイエットの成功への道
1 たんぱく質を3食しっかり食べる

一食につき、だいたい
「手のひら分」目安ね
2 たんぱく質から、食欲を安定させるホルモンの「セロトニン」が作られる
3 食欲がおさえられる:食べすぎ予防、甘いもの欲求がへる
4 食事の満足度アップ
5 代謝があがる
6 体脂肪がへる
毎日の食事の「たんぱく質」の量をふやしたら、体重が大きく減少したというエビデンスがあるそうです。
逆に「たんぱく質」を十分に食べていない人ほど、食欲がおさまらず、ヤセられないという報告も。

食欲に負けそうになったときは
「たんぱく質がたりているかな」と
ふりかえってみよう!
たんぱく質とりすぎも太る原因なので、適量を心がけしましょう。
まとめ
たんぱく質は、血糖値を急に上げたり下げたりしないので、太りにくい
プロテインレバレッジ仮説より「たんぱく質が満たされるまで、人の食欲は満たされない」
- たんぱく質を3食しっかり食べる
- たんぱく質から「セロトニン」が作られる
- 食欲がおさえられる
- 食事の満足度アップ
- 代謝があがる
- 体脂肪がへる
忍耐強く説けば、首領も納得する。
柔らかな舌は、骨を砕く。
世界のベストセラーより